うわぁ、不思議な映画。
セリフがない。
色少なめ。少ないけど相当なこだわりを感じる。
地味。
飽きるかなと思いきや、これが結構引き込まれる。
構図や展開が工夫されてて目が離せない。
情報の少なさがハンパない。
けど、情報が多ければそれはそれで退屈になるということに気づかされる。
想像が掻き立てられる。
そして、ぐっと心に迫るラスト。
余韻がすごい…
生と死と
…環境順応力?
そして、
良くも悪くも“愛”
私は、安部公房『砂の女』と、
手塚治虫『火の鳥』黎明編のラストみたいだなぁと思いました。
あと、トリスタン・ダ・クーニャという世界一孤独な有人島のことを思い出しました。
自然かなにか見えない力に、導かれるように「生かされている」感覚。
とても壮大でわかりにくいテーマ。しかし、複雑さはない。
心に津波のように押し寄せる「何か」を畏れ尊ぶ、ただ感じる映画なんだろうな。
すごい映画だと思います。
ジブリらしいジブリだと思ってみると痛い目みます。
ハリウッド映画が一番って人は見向きもしないだろうな。。
顔…なんとかならんかったん?と思ったけど、感情が見えすぎないほうが良かったのだろうな。
カニがかわいい。
亀は万年。というか神?地球?
…そこもまた火の鳥っぽいなぁ。
そちらへ行くなという亀。
慰める亀。
亀の長い命の中の、
ほんのほんの一部。
それが人の一生。