Reiren

特捜部Q キジ殺しのReirenのネタバレレビュー・内容・結末

特捜部Q キジ殺し(2014年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

後味が悪いが、このシリーズは
本当によく作り込まれていると思う

カールが未解決事件に疑問を抱き、解決を試みようと
するまではいいが、むやみと体当たりで突っ込んでは
痛い目を見るのと、それをサポートするアサドは
良いコンビ

アサドが、怪我して病院のベッドで眠るカールを
「この人には俺がいないと」
カールがキミーに、「自分は君たちのような
人間に必要な存在だ(事件を解決する事で)」
と言う言葉が心に響く

それって考えようによっては驕りかもしれないけれど
自分が必要とされているって思いたいよね

それに対してエリートたちの、愚かな残酷さの
容赦のない描写がまたえぐい

自分たちは選ばれた特別な人間だから
何をやっても許されるという思い上がりが
とても不快

だからあの結末には
やりきれない思いと共に
こういう結末しかないよなぁ、と納得

カールとアサドのコンビに加えて
ローセという、有能な女性視点がプラスされ、
いいチームになっていくなぁ、と今後の作品にも
期待大
Reiren

Reiren