このレビューはネタバレを含みます
後味が悪いが、このシリーズは
本当によく作り込まれていると思う
カールが未解決事件に疑問を抱き、解決を試みようと
するまではいいが、むやみと体当たりで突っ込んでは
痛い目を見るのと、それをサポートするアサドは
良いコンビ
アサドが、怪我して病院のベッドで眠るカールを
「この人には俺がいないと」
カールがキミーに、「自分は君たちのような
人間に必要な存在だ(事件を解決する事で)」
と言う言葉が心に響く
それって考えようによっては驕りかもしれないけれど
自分が必要とされているって思いたいよね
それに対してエリートたちの、愚かな残酷さの
容赦のない描写がまたえぐい
自分たちは選ばれた特別な人間だから
何をやっても許されるという思い上がりが
とても不快
だからあの結末には
やりきれない思いと共に
こういう結末しかないよなぁ、と納得
カールとアサドのコンビに加えて
ローセという、有能な女性視点がプラスされ、
いいチームになっていくなぁ、と今後の作品にも
期待大