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特捜部Q キジ殺しのn0701のネタバレレビュー・内容・結末

特捜部Q キジ殺し(2014年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

事件は警官二人を前に犯人、被害者死亡という最悪の結果となる。

三人の男女は若気の至りでは取り返せないほど荒れ果てていた。学内で猟銃を手に楽しんでいたところを風紀員に見つかり、その男子生徒をボコボコにする。それだけじゃなく、科学の教師を美人局でハメ、記者を覆面で半殺しにする。また、覆面を被りカップルを暴行している間に、覆面を剥ぎ取られ顔を見られたことで、暴行から殺人へと切り替わる。

少女は妊娠していた。

父親であり、殺人、傷害様々な犯罪を犯してきた男は彼女を腹這いになりタコ殴りに殴り倒し、窓から投げ捨てる。

彼女は自力で病院に迎い、赤ん坊を取り上げるも、死んでいた。それからというもの自暴自棄になり、継母とも縁も切れ、ホームレスとして暮らすようになる。

そして起こる強姦殺人事件。殺されたのは警官の娘だった。この犯人は警官の手によって捕まるが、一流の弁護士により刑期はたったの3年で済んでいた。しかも高そうな車に乗り、仕事もなんだかわからない。

つまり、事件の真犯人は別に存在し、捕まった男は彼らに多額の報酬によって買収された身代わりだったのだ。

この事件がいわゆる20年前の事件の真相であり、あらゆる犯罪が秘匿とされ、覆い隠された状態で月日は流れる。

ある日、その事件の真相に20年の時を経てメスが入る。当時事件を追っていた精神状態が安定していない元警官から事件の再調査の依頼をされるのである。
ただし、再依頼程度では警察は動かない。彼らを動かしたのは、その元警官がその依頼の直後に自殺したからである。

なぜ彼は死ななければならなかったのか。
事件の真相や隠された秘密を暴くべく、二人の警官と助手の女性は事件に挑む。


クリムゾンリバー、セブンといった刑事物は事件が複雑怪奇なほど面白い。

この事件は別に複雑でも怪奇でもない。
ただ、解決しないだけだ

だがそれも含めて魅力なのだろう。続編、前作が楽しみだ。
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