群青

ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>の群青のレビュー・感想・評価

3.1
2016年劇場鑑賞映画29作目。
字幕鑑賞。


なんだかんだで続編笑 前作劇場で観たし、ということで鑑賞。


前作と同じくカラッと楽しいアクションになっております。
むしろ前作はオリジンに尺を使わなければならなかったためアクションはモリモリなのにまだ足りねえ!という変な感覚だったが、今作は最初からカメラもキャラもぬるぬる動く。さすがベイ製作笑 爆発は足りないものの、そのアクションはまごうことなくベイそのものでした笑

特に中盤の山場である飛行機内の戦いは始まりからバカそのものである。
タートルズの乗った飛行機と敵の飛行機がちょうどすれ違う。まず前提として敵の飛行機は上り、タートルズは下りである。つまりたまたまなのだ。たまたまって!!笑
んでそのまま飛行機から飛行機から移る。普通に移る。オマエラハナンナンダ笑
しかもおれはワイスピネタも入っていてアクション映画は外さない、という抜け目なさもある笑

ストーリーは最早考えなくて良い!となるところだが、意外とアツい話になっている。よくある人間になりたーい、というもの。

自らが異形であるが、同時に町のヒーローでもある。ヒーローであれば賞賛されてしかるべきなのだが、自らの姿ではそれも叶わない。そんな切ない感情が軸になっている。おいっ!普通に楽しめると思ったらそんな切ない話見せられたら乗っかっちゃうじゃないか!
しかもその答えはタートルズらしさが全開で、単なる切ない話に収まっていないのが良い。他にはない。

ここまでなら評価も高いんだけど…なんで駄目なんだろう…アクションは一級品なんだけど。多分、このタートルズらしさがあまり自分のノリと合わないところが原因だろう。全然面白くないわけではないがだからと言ってめちゃくちゃ面白い、というほどでもない。タートルズのキャラが面白いけどそんなに印象が残らないことも原因だろう。

あと、ニューヨークの空に正体不明の物体が!という展開が、幽霊と戦うアレとかゲームキャラが襲ってくるアレとか、マーベル的なアレとか、そりゃあもう被りまくった笑

またその展開かよ!!!

もうニューヨークの空には何も来て欲しくありません笑 懲り懲りです笑

ラストバトルも前作と被るしもう少し何かひねりがなかったかなあと思いました。


ということで、である意味落ち着くところに落ち着く作品になってます。カワバンガ!
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