夜行列車に乗ったカリート

パラドクスの夜行列車に乗ったカリートのネタバレレビュー・内容・結末

パラドクス(2014年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ある空間から抜け出せなくなるループを描いた、メキシコ映画

リアリティーゼロの不思議な作品でした。
低予算のアイデア勝負シチュエーションスリラーですね。

ストーリーは、非常階段から脱け出せない刑事、田舎道から脱け出せない家族、その2つを交互に撮して展開します。

食糧は食べても再出現するという状況で、
登場人物たちは徐々に疲弊していきます。

結局35年も閉じ込められて、1人が死にそうになるとバーっと種明かしされる、という展開になってますが、オチに至るまでが長くて少し途中で中だるみしますね。

結局ループが二重構造になっていて、ループ現象自体がループしている…というオチでした。登場人物が重複していたりと、意外性もありましたね。
なぜそうなるかとかは一切無しで、オチに向かって一直線に楽しむ映画です。

とくに得るものはないんですけど、どういうこと?とか考えたり、驚く部分があって面白かったです。