勝沼悠

パラドクスの勝沼悠のレビュー・感想・評価

パラドクス(2014年製作の映画)
4.1
 刑事が逃げる男二人を階段で追いかけ、一人の足を撃って捕まえる。1階から外に出られず、さらに階段を降りるとそこは最上階の9階だった。3人は永遠に続く9階の階段に閉じ込められる。。。

 『ダーク・レイン』から続けてイサーク・エスバン作品を鑑賞。こっちの方が展開力がすごい。
 閉じ込められてどうなるのかと思いきや、すぐに次の閉じ込め話に移る。そしたら次は35年後。なんじゃこの映画は?と思ったらそこからさらにとんでも展開。よく見返してみないと、成長した少年と刑事が同じ顔って気づかない。
 『ダーク・レイン』の様に中途半端に理由が語られるより(一応なんか語られてたが)、理由が何だかはっきりしない方が映画としては締まる気がする。
 老人のアップの使い方もうまい。
 
 イサーク・エスバンなかなかにすごい。
勝沼悠

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