セガール幹事長代理

パラドクスのセガール幹事長代理のレビュー・感想・評価

パラドクス(2014年製作の映画)
5.0
【諸連絡】
薄々感づいていたけど、事実を認めなくなくてスルーしてたんですが、どうやら今年のクリスマスは土日らしいです。雨乞い仲間募集中です。


【あらすぢ】
降りても降りても地上に辿り着けない非常階段に閉じ込められた犯人/刑事グループと、進めども進めども抜け出せない砂漠でパニクるファミリーの話。


【れゔー】
何を書いてもネタバレになるし、かといって話が難解すぎて30回以上鑑賞してる筈なのにネタバレになれる程の感想を書けないのがもどかしいが、間違いなくループ系映画の最高傑作だし、死んだら棺桶に一緒に入れて欲しい映画の一本である。

私の好きな明智光秀の辞世の句に
「心知らぬ人は何とも言わば謂え
身をも惜しまじ名をも惜しまじ
(訳:ワシの心はワシ以外理解できぬ)」
っていうのがあるんだけど、監督はみっちゃんに通ずるものがある。理解るやつだけ観ればいい、自分以外の人類は揃いも揃ってぱっぱらぱー、とでも言いたげな、尖りすぎた故の孤独を感じる。
※現代日本において、この域に達しているのは鬼束ちひろ、コウメ太夫、後藤輝樹の3名だけと言われている。

このクソみたいなジャケットから「科学や資本主義みてえな人工物が、前生物的な道理や運命から逃れられんのだよ」的な、そんなクールなメッセージが込められてるなんて一体誰が想像できよう。

とりあえずこの映画観た後はいつも、2日ぐらいは頑張れるんですが、効果スパンが明らかに短くなってるので早くエグい新作作ってください。
謹んでお願い申し上げます。

夕食のメニューに困ったらとりあえずカップ麺食べちゃう人におすすめ。
ネタバレですが巨乳の女性は出てきません!