あお

函館珈琲のあおのレビュー・感想・評価

函館珈琲(2016年製作の映画)
4.8
これはすごく好きだぞ。タイトルだけで惹かれてずっと観たいと思っていた作品。絶妙な素朴感と人間関係。期待を裏切らない中身でよかった。
あえていうとどん底から立ち直って「函館珈琲」にどう至ったのかがぶっとび過ぎだと感じたが、その後に待つラストを含めば、もはやその描写はどうでもよいとさえ思えた。

函館という街を背景に、珈琲、路面電車、クラフト工房、レコード、ピンホールカメラ、丸椅子、オートバイなどのアイテムが丁寧に織り込まれている。好みは別れると思うが、自分的にはこれぞ邦画って感じで好き。

最初に出てきた飲み物が珈琲じゃなくてビビったけどw、すぐにちゃんと珈琲が登場して安心した。

「世界の言葉のバランス」という素晴らしい表現がぐっと刺さった。

エンディング曲に歌詞いらん…って思ったけど歌っているのが佐和役のAzumiさんでした。ならばよい。笑

※劇場予告は驚くほどチープでセンスなくてびっくりする。
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