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函館珈琲のsasaのレビュー・感想・評価

函館珈琲(2016年製作の映画)
3.3
高緯度地域らしい函館の空気感、港近くの繁華街の夜明かり。時間の流れを象徴するネルドリップ式コーヒーやピンホールカメラなどのアイテム、どこか浮世離れした住人たちなど、翡翠館に流れる時間の共有において、映像が果たしている役割は申し分ない。一方で、主人公のキャラクターの浅さ、彼を中心とする会話劇の陳腐さは無視しがたく、結果として心に残るもののない作品に成り下がっている。
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