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函館珈琲のarisaのレビュー・感想・評価

函館珈琲(2016年製作の映画)
3.0
函館にある西洋風アパート "翡翠館" は若き芸術家たちのアトリエ兼住居。装飾ガラス職人、テディベアアーティスト、ピンホールカメラマン。そこに小説を書くことを諦めた男が心に傷を抱えてやってきた。

クマがいいキャラすぎて愛おしい。あと、オール函館ロケということで懐かしい場所が多かった。函館、大好きなんですよねぇ。あのこじんまりとした感じ。2泊3日いると飽きるんです。でも6年間欠かさず、9月の残暑には函館に一人旅していました。カラッとした空気に、東京よりも熱い日差し、そしてひんやりした海風が最高だった。何をするわけでもなく、元町の教会をウロウロしてみたり、自転車で緑の島を一周してみたり、トラピスチヌ修道院でソフトクリームを食べたり、八幡坂から海を眺めたり、ラッピでチャイチキとストロベリーシェイクを頼んだり、外人墓地のロシアンカフェでボーッとしてみたり。劇中で桧山が言っていた通り、函館は時間の流れが違う。大好きだったなぁ、函館。
というノスタルジックな気持ちになっただけで、特に得るものはありませんでした。
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