ヤマシン

函館珈琲のヤマシンのレビュー・感想・評価

函館珈琲(2016年製作の映画)
4.1
穏やかなのにパワーをもらえる映画。
ホッと一息ついてさあまた頑張ろう、もっと頑張ろうと思えるプレミアムな珈琲のような映画。

函館の翡翠館というある館が舞台なのですが、思わず入ってみたり、想像したくなる「函館珈琲の中の翡翠館」という確立された場所。

翡翠館という館はもちろん映画だけなのですが、見ている観客、とくに夢追い人は翡翠館の一員になってしまうほどの世界観です。

翡翠館内でも、館外でも、ずっと流れている独特だけど見心地のいい空間、居心地のいい時間が、見る手をスクリーンに引き込んでもくれます。

そんな世界にいる登場人物たちは、穏やかさを纏いながら強さも持っています。
夢を追い、実現させる人たちの楽しさやエネルギーを伝えてくれるのです。

平日、休日、悲しい時、楽しい時、どんなシュチュエーションでも楽しめ、プラスのパワーを得ることができる素晴らしい映画だと思います。
ヤマシン

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