昨日までは独身の有能な女性弁護士、今日からは平凡な主婦⁉…
イ・ヨヌは勝率100%の負け知らずの優秀な弁護士でブランド好きの未婚の女性。
彼女は長年の夢だったニューヨークへの異同を知らせを受ける直前に交通事故に遭ってしまう。ヨヌが目を覚ますと、そこは天国への中継所だった。諦めきれないヨヌの前にそこのイ所長が現れ、1ヶ月間他人の人生を生きるなら全て元通りにすると提案されヨヌは引き受けるが…
ストーリーはこんな感じ。
それにしても相手の弱味につけこむイヤな弁護士だよなヨヌは。小さい頃、父親を事故で亡くし母親も追うように亡くなった状況は可哀想だとは思うけどお金さえあれば何も要らないって感じの人間になる？
そう思ってしまうほど加害者ファーストの弁護はえげつない！
そんな人間としてはどうかな？って思えるヨヌがいくら元の人生を取り戻すためとは言え他の人の人生を生きるとは…
まぁ、1ヶ月間だし我慢できるか…って思ってたんだろうけど、まさか結婚してて2人のこどもまで居るとは思わんかっただろうね。
だからヨヌに取っては受難の日々。
上の子どものハヌルは女子高生で手が掛からないのはいいけど生意気で可愛くないし
下の子どものハルは幼稚園児で手が掛かる
そして夫のソンファンは役所務めで貧乏とまでは行かないにしても生活は苦しい。
そんな家庭環境に最初の方は順応出来ないヨヌの態度は最悪だったわ。
今までキラキラした生活を送っていたのもあるんだけどダサい洋服しかない事に腹を立て、せめて美味しい物でもと思っても先立つお金がない事にも腹を立て、何にも考えず迫って来る(まぁ、当然だよね。夫婦なんだもん)ことにも腹を立てる。
そんなヨヌを観て更年期障害だと勘違いしたハルに笑う一方、小さいのにそこまで母親を心配する気持ちにはジーンと来たけどね…
そんな感じでトラブルメーカー的なヨヌだったけど、ソンファンの妻を大事にする気持ちに絆され自分の持っていた幸せの価値観が変わっていくんだよね。そしてそんな中で"ある事件"が起き今まで自分がしてきた事が愚かな事だったと気づいていく…
そこからはガラッと変わったねヨヌは、いい方に…
これは韓国映画あるあるなんだけど、前半話しが面白くないと思っても、後半は涙が止まらなくなるほどの展開になる事が多い
今回の作品もそのパターン。後半の展開なんて涙、涙だったしね。
そしてそれに追い打ちをかけるかの様な"あんな展開"…無しだよね無し。
ラストの展開はベタ中のベタだけど、それはそれで良かったかな…
