2時間でしっかり世界観やキャラの掘り下げをしておりわかりやすい。
ストップモーションによる技術が本当にすごい。スタッフロールで作業風景も少し出てくるが、かなり大掛かりなセットで動かしていて見応えがあった。CGとの組み合わせも違和感がなく、とても綺麗で臨場感がある。
孤独な少年を補助する猿と虫の関係性がとても良く見ていて心地よかった。
ただ後半20分で急に展開が急足になり、シーンの端折りも入ってくるため「それで良いのか!?」と思うシーンが3度くらい出てくる。敵がなぜ目を欲しがっていたのか説明されていないまま終わるし、主人公の旅について何も知らない村人が後半妙に物分かりがいいのも謎だ。
ボス戦に至っては、「思い出が一番大事だ!」と言いつつ悪役の記憶を全て消す始末。この展開は道理として良かったのか…
仲間が死んでしまった喪失感の方がデカく、悪役が生き残った事にフラストレーションを感じてしまった