ストーリー自体は良くも悪くも勧善懲悪ものの王道で、割と良くあるお話。
ただ、こんなに滑らかに動くこの映画をストップモーションで撮ったというから驚き。主人公クボの表情に至っては4800万種もあるというこだわりよう。
少年らしくも主人公らしいクボのキャラクターとしての動かし方、頼もしくもあり愛嬌もあるサルとクワガタのお供、それぞれの動きにそれぞれの性格が表れており、ストップモーションってそんなところまで表現できるんだと新鮮な驚きが得られた。
そんなこだわった作品のテーマで何で万人受けは望めない(というか日本以外には少し理解しづらそうな)和風テーマで撮ったんだろうか?