これはちょっとビックリしたのは、アメリカ人の制作による日本を舞台にした日本人が主人公のアメリカ映画でありながら日本文化とか日本人キャラとか、全体の日本観がちゃんとしてることでした。日本描写におかしなところが一つもないんですよ。いや、あるキャラが欧米風のゼスチャーをしながら喋るところぐらいはあったけど、すごくちゃんとした日本。日本を舞台にしたファンタジーです。
日本文化をだいぶ研究して勉強したのか、リスペクトが込められたような映像が美しく、それだけでも観る価値がありました。大雑把に言えば冒険ファンタジーといったところだけど、主人公の男の子と仲間になるのが日本猿とクワガタというね😄 こういう発想も楽しく、日本昔ばなしのような趣があります。シャーリーズ・セロンの出演作に絞って検索して見つけた作品でしたが、セロンが日本猿の役でした。めちゃ厳しくてたまに優しい目で主人公を見つめる猿を好演されています😄
主人公の男の子の名前がクボっていうんですよ。下の名前がね😄 クボとそのお母さんのキャラデザインにまた日本人を顔の特徴を研究したような跡がうかがえます。ディズニーや日本のマンガに登場するキャラのようなかわいい顔をしているわけじゃなくて、細い目や内気な性格など日本人の特徴をしっかり捉えてキャラが造形されています。パッと見ではとっつきにくさがある主人公なんだけど、映画が進むにつれてだんだん親しみが湧き、かわいく見えてくるという風にできていたと思います。
根本的には家族の物語なんですけど、タイトルのトゥーストリングスというのはクレジットの最後の方に監督の思いが表示されていました。興味のある方はぜひ😊