インド人アニメーション作家イシュ・パテルによる「努力系」ストップ・モーション・アニメーションです。
イシュ・パテルの作風は三つあります。1)とにかく地道な努力が必要な作品、2)面白い発想のアニメーション手法と3)インド風の音楽です。
本作における努力と発想力は粘土絵画です。ガラス版の上に粘土で絵を描きます。裏から光を当て、絵を浮かび上がらせます。それを撮影します。次の絵をガラス板に粘土で描きます。光を当てます。撮影します。それを繰り返して作り上げたストップ・モーション・アニメーションです。ね?努力系でしょ?
この努力の結晶のような粘土と光のアニメーションがインド音楽と合わせて幻想的な世界を作り上げていきます。
現在、イシュ・パテルはシンガポールの南洋理工大学で教鞭をとっているそうです。