まうす

素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店のまうすのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

死を提供する会社、あっても良いな。非合法と言ってるし、倫理的にも難しいんだろうけど。
お客さんのふりした女の人も含めて家族ビジネスで、満足度やら品位やら何を言ってるやら…ではある(笑)
ヨーロッパらしい、クスッと笑えるようなシュールさやダークさがあって好き。

いつ死ぬか分からない「サプライズ」というプラン。
早く死にたいのに、自分で死に方や死ぬ日時は決めたくないという大矛盾。
それって普通に死ぬのと同じじゃない?と思ってしまうが、多分そんなことは無い。近々死ぬと保証されてれば、何でもできそう。
私もよく「死ぬまであと何日かわかれば良いのに」と思うし。

知ってようが知らなかろうが、同じ日数しか残らないなら何でもすれば良いのにね。
とても非合理的である。

でもムラーはサプライズを選ばず、愛するマスターに看取られたいと指定した。
死ぬ人は覚悟が決まってるのか。
私もよく死にたがるけど、所詮死にたくないんだろうな。
まうす

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