おもしろかったと思います。ハリウッドでは作れなさそうな内容で…でも、ほっこりするオランダコメディでした。
…と、言いたいところですが、個人的には素直に笑えませんでした。
死にたいときに死ねず、死にたくないときに死ななくてはならないのが人間です。それがこれまで人間を苦しめてきたわけで、その不条理に何とか折り合いをつけていくストーリーなのかな、と途中までは良かったのですが…。
主人公始め、この作品の登場人物がみんな金に不自由していないのも共感できない点でした（オランダ貴族のお屋敷は素晴らしかったですが）。ありあまるお金があるなら、そりゃいつまで生きてても良いだろ。
あげく、最後にとある人物がマッチを拾い、依頼がくるかなあ？どうかなあ？とワクワクしている彼らにゾッとしました。
彼らは彼を喜んで殺すのでしょうか。
ん？
もしかしたら、彼らは彼から、もし依頼がきたなら彼にもう一度、生きる希望を与えたいとか考えたのでしょうか？
だったら良いんですけど。
