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素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店のPoMooNのレビュー・感想・評価

3.1
オランダ映画は初めて。なかなか不思議な?おかしな?雰囲気のシュールな作品だった。

裕福な貴族のヤーコブは自殺願望者。感情の無いヤーコブは今まで笑う事も怒る事もなく、資産への欲望も無い。母の死後、やっと唯一の願望、自殺計画を実行に移そうとするが一人ではなかなか。そんな折、あの世へ旅立たせる代理店を知り契約。いつ、どんな形で実行されるかわからない『サプライズ』コースを選択・財産処分に屋敷まで売却に出す。しかし、そこで同じ目的のアンネと知り合い恋に落ちる。契約破棄を希望するが、出来ず、生きたいと二人の逃亡劇が始まる。が、実はアンネにはある秘密があり、彼女にとっては逃亡では無かった、、、?

ベネルクス『ベルギー・ネーデルランド(=日本でいうオランダ)ルクセンブルク』三国で認められている尊厳死の死生観を皮肉っているのかな?考えすぎかな?
日本との死生観は違いがあるから受け入れられるか?

ヤーコブとアンネは若い二人だったから、恋し、生きたいと思うけど、高齢化社会にこんな産業が出るかも?と思わせるようなブラックコメディだった。
No.1289
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