髙橋佑弥

殺人容疑者の髙橋佑弥のレビュー・感想・評価

殺人容疑者(1952年製作の映画)
3.5
指紋鑑定は当然として、煙草吸口の唾液を解析して血液型を特定、枕カバーに付着した脂と毛髪から年齢は勿論、使用しているポマードまで推測、箪笥に付着した繊維も分析…とやたら過剰に丁寧な捜査手順描写のフェティシズム。『悪の階段』『非情都市』には劣るが面白い。包囲はザルだし、追跡もヌルいが、だからこそ手に汗握る執拗なチェイス足り得る。

2018/11/10 (過去感想サルベージ)
髙橋佑弥

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