ヘロヘロ

黄金バットのヘロヘロのレビュー・感想・評価

黄金バット(1966年製作の映画)
3.0
キャスト/
チャコヴァンリューエンこと筑波久子
高見エミリー
千葉真一

シーン/
宇宙怪人ナゾー、悪の首領らしからぬ全く威厳も怖さもない、むしろ愛らしくもあるカンガルーみたいな着ぐるみがツボでした。

沼田曜一扮する手下のケロイド、
コイツは人質の女の子を変態っぽく痛ぶるわ、人質の千葉真一の部下たちを塔の上から嬉々として次々に突き落とすわ、クレージーな悪役ぶりが凄い。(子供向け映画の倫理線を破壊しているという意味でも傑出した悪役だと感心しております。)

日本にもバットマンならぬ黄金バットにおいて“ジョーカー”が存在したことを知って、ほくそ笑む。これがこの映画最大の収穫!

因みにハーフの女の子は旧姓高見エミリー現在鳩山エミリー、宇宙人の弟の奥様ですね。

千葉真一(隊長)

印象的なセリフ/
「隊長、どうするんですか〜!?」
「わからん!!」

黄金バット
「我にセイサンあり!」
→「我に勝算あり!」じゃないのかしら?


敵も味方もヒーローも全員ポンコツだらけでツッコミどころ満載で突っ込みながら皆んなでワイワイ観るときっと幸せな気持ちになれると思います。アホくさってことを真面目にやっている愛すべき映画です。
馬鹿馬鹿しい事や無意な時間をこよなく愛している方におすすめです。
私がこの映画にキャッチを付けるとしたら、「決して忙しい方は鑑賞しないでください。」で決まりです。
大好きです。ハハハハハハ。