青二歳

黄金バットの青二歳のレビュー・感想・評価

黄金バット(1966年製作の映画)
4.0
ふはあ〜〜はっはっはっーー!我らがダークヒーロー"黄金バット"。あらすじはググってください。紙芝居文化すごい。なんと死体がヒーロー。正確に言えばミイラがヒーロー。水をチョロっと与えられて復活するけど膨らまない。ガイコツのままヒーロー。別に正義のためではなく水をくれた女の子を恩人としてお助けマンをするヒーロー。
この初期設定では"一万年後に人類の危機が訪れる、その時我に水を与えよ"みたいな古文書残してるから使命感を抱いた人物なのかと思いきや彼の由来については然程解明されない。速攻で女の子に恩人よと語りかけてるしね。敵が復活させてたらそいつが恩人になっちゃうのでは?とかそんなこと思っちゃいけない。黄金バットの活躍を見たいんですよ、ヒーローですから。タレる説明台詞は、出たり引っ込んだりして登場が少ない我らがヒーローを待ち焦がれる観客をジラすテクニックなんですよ。いいんです、これで。

予言者ヨハネス(ま確実に"預言者"じゃないでしょう)、アトランタス(打ち間違えでない)、ほか秘密国際研究機関とか中二的要素たっぷりのワクワク設定がまぁテキトーなことと言ったら。アトランタス大陸という名の島とか、ミミズク円盤のナゾーとかもうもう愛おしい。
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