うにたべたい

黄金バットのうにたべたいのレビュー・感想・評価

黄金バット(1966年製作の映画)
3.7
Amazon Primeで公開終了になりそうだったので滑り込みで視聴。
黄金バット自体を見るのは初めてで、古い作品なので楽しめるか不安でしたが、最後まで楽しむことができました。
ドクロの顔、神出鬼没、フハハハという笑い声など、黄金バットのフォーマットが決定づけられたような作品であり、代表的なヴィランであるナゾーもナゾータワーと共に登場します。
これぞ黄金バットというべき内容だったと思います。

古い子供向け作品なので、ストーリーは穴だらけです。
千葉真一扮する主人公の「ヤマトネ博士」は、何の躊躇もなく敵を射殺するのに、敵は銃を向けてからタメがあったり(そして黄金バットに邪魔される)、ナゾーが自分から正体を明かして自分の悪事を吹聴したり、「ん?」となることがありますが、そこはご愛嬌。
正直なところ、ストーリーはそっちのけで、秘密組織があって、悪の秘密結社があって、無敵のヒーローがいれば満足な方向けの作品だと思います。

黄金バットはかっこいいかというと首をかしげますが、強くて頼りがいがありすぎるほどのヒーローでした。
最初から黄金バットが一人で頑張ってたら、もっと迅速に解決できてたんじゃないかと思わないでもなかったですが。
なかなか素敵な作品でした。おすすめです。