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黄金バットのmitakosamaのレビュー・感想・評価

黄金バット(1966年製作の映画)
3.2
調べたらテレビアニメ版の黄金バットの前年に製作だ。ナルホド、オープニングの曲が一緒なのは連動しているんだね。
しかし、テレビアニメ版も笑っちゃうシーンが多々あったが、実写版はもっと凄いな。

宇宙の怪人ナゾーが、イカルスなる惑星を地球にぶつけるという大作戦を試み、国連秘密機関パール研究所が阻止するために戦う。
ナゾーはアニメ版と違い、ロ〜ンブロロゾ〜と叫ばない。アレ良かったのにねぇ。(逆になんでアニメ版ナゾー様はチェーザレロンブローゾの名前を呼んでたんだろうね?)

超破壊光線砲なる堂々たるネーミングセンスの兵器で惑星イカロスを破壊するという。スゲー兵器だな。
その為にアトランティス製のレンズを探し、そこで黄金バットが復活!研究所のメンバーを助ける。

パール研究所のヤマトネ博士に千葉真一。濃ゆい!演技が濃ゆ過ぎる!!!
このヤマトネ博士はアニメ版にも出てきたね。
宇宙の異変に最初に気付いたアキラ青年はよくわからない人が演じてる。棒演技な上、あまり物語にも絡まない。この役いるか?

ナゾー様は毛布を被った様な朴訥な着ぐるみをしてる。カワイイ。
部下が何人か居るが、顔にケロイドのある“ケロイド”というそのまんまのキャラクターのインパクトが凄い。名前のコンプライアンス破りも堂々としたモノだが、イッちゃってる演技が見物だ。

色々面白いが黄金バットが思いのほか喋るのも可笑しみ溢れる。しかも第一人称が「ワレ」だぜ(笑)

それでも設定とか何気に良いのも事実。格好良くリメイクしたら割と面白くなりそうなんだけどな。
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