このレビューはネタバレを含みます
是枝作品
是枝監督の映画に出てくる料理がいつもセリフを持っているんじゃないかというくらい重要な役回りをしているなと感じる。
主人公の良多に関しては、
自分を自分で肯定するしか守るすべがない生き方になんだか物凄く共感してしまって、辛かった。(こうはなりたくないけれども…)
同情されたくないがための
精一杯の強がり諸々がリアルすぎる、、
「海よりも深く人を愛したことはないけれど、だから毎日を生きていける」って幸せなのか不幸なのかわからないけど、鳥肌たった
夜に良多と母が会話しているシーンはシーン全てのセリフが名言。
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「幸せってのはね、何かこう諦めないと手にできないもんなのよ」
「いなくなってからいくら思ったってダメよ」
「愛だけじゃ生きていけないのよ、大人は」