団地っ子なんで、それだけでちょっとポイント高い。
手触りとか見ていてじわ〜っと染み込んでくる感じは相変わらずの是枝監督。ほんと何だこんなに染みるんだ…
阿部寛とか樹木希林とか小林聡美とか、ちょっと笑っちゃう感じ出させたら抜群なキャスト陣がズルい。
なりたい大人になれない人の方が多い、どうしてこうなってしまったのか。取り返しのつかない人生、やり直しのきかないやるせなさに少しずつ向き合って折り合いをつけて、ほんの少しだけ成長する。
「溶かす」という描写の積み重ねで人間関係の不和とか心のわだかまりを溶かしていくそんな映画。
息子がかわいくて仕方がない樹木希林はウチの婆ちゃんそっくりだし、何なら最近のオカンにもそういうところを感じるから、温かいんだけど無性に切なくなる。優しさに老いを感じて辛いんだよ。
あと池松壮亮はいい