猿山リム

独房の生贄 悪霊が棲む213号室の猿山リムのレビュー・感想・評価

1.3
 今月『今宵、212号室で』を鑑賞して、検索とかしていたらお隣の213号室も映画になっているのを発見したので鑑賞。
 間に「519号室」も鑑賞したので勝手に部屋番映画祭。

 部屋番といっても、タイトル通り刑務所の独房が舞台。
 悪霊が棲む独房といっても幽波紋の話ではない。
 ・・・っていうか、正直最後まで観てもよく判らなかった。
 ホラーとサスペンスが、考え無しにブレンドされているので、ホラーととらえるとサスペンスの部分が意味をなさないし、サスペンスと考えるとホラーの部分が邪魔をする。
 どちらにも解釈可能な構成を狙って、どちらでも解釈不可能に着地しちゃった感じかしら。

 恨みつらみで化けて出る悪霊というなら、日本の幽霊っぽいけどね。
 サタンじゃない天国じゃない、キリスト教の基礎知識があるとまた別の解釈も成り立つ部分もあるのかもしれないけれど。

 勝訴のためなら手段を選ばない系の弁護士が主人公。
 ネタバレを考慮してあらすじを語るのが困難だけど・・・呪われた213号室で、狂気に苛まれる話・・・と、大雑把に語るに留める。
 前述のとおり、割と破綻しているので・・・。
 ジャケットの美女に追い回される話ではない。

 刑務所。死体。
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