好きにならずにいられないの馬乃のネタバレレビュー・内容・結末

43歳独身、内気で心優しい大男のフーシが、人を愛することを経て外の世界へと歩みを進める話
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どんなに他人から心無い言動で傷付けられようとも、自分の怒りや悲しみを決して他人にぶつけることをしないフーシ。そんな彼の“強さ”、または“弱さ”とも捉えることのできる優しさに終始心が傷んだ。
あまりの不器用さと献身的な言動の数々に、どこか もどかしさを感じながらも、最後のフーシの表情と瞳をみると、彼の人生における旅路の幕開けが、まさにここから始まるのだと思わされるラストだった。