Lunacq

好きにならずにいられないのLunacqのネタバレレビュー・内容・結末

好きにならずにいられない(2015年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

フーシ本当に優しくて良い奴なんだけどなぁ、現実ってこんなもんだよね。見た目がよくないと他人からの評価はマイナスで始まるし、それでイジメや冤罪に繋がって余計自分に自信がなくなる。女性から近づいて来てくれるような見た目をしていなくて、かと言って自分から女性にアタック出来るような自信もないフーシにとって、受け身のまま仲良くなれたシェヴンはまさに運命的な女性だったんだと思う。だから本来はこの一世一代のチャンスを逃さずシェヴンとゴールイン出来れば良かったんだけど現実はそう上手くいかないよね。
フーシのような、いわゆる弱者男性が結婚に至るのに必要な物もフーシにとってのシェヴンのような一世一代の運が引き寄せる運命の出会いだと思う。運がない弱者男性は多分運が巡ってくるまでは女性と付き合うことすら無理なんじゃないかなと私は思います。
でもフーシはシェヴンと出会ったことで活動的になったし積極的にもなれた。その点で言えば彼は空を見上げて女性が空からピンポイントで自分の元へ降ってくるのを口を開けてボケーっと待っているだけの弱者男性からは卒業できたわけで、普通の人(普通の人って何?という問題は置いといて)よりは少しハードで運も絡んでくるかもしれないけど運が巡ってくるのを待つのではなく、女性(運)を迎えに行くことが出来るようになった。だから今までと違って今後のフーシは女性と付き合うまではいかなくても仲良くなるまでは運ではなく実力でいけるようになれたのではないでしょうか。
ここまでフーシが成長できたのはダンスレッスンに参加するというチャレンジがあってこそで、だからやっぱり何事も挑戦してみることが大切なんだろうなーって絶賛弱者まっしぐらの大学生の私は思いました。
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