北欧の冷たく重たい雰囲気と、主人公(フーシ)の静かな性格とが相まって、全体的にドンヨリした映画でした。
大柄で無口だけど心優しいフーシの人柄にほっこりする反面、彼の善意がなかなか報われなくてヤキモキするシーンの繰り返しで、終始胸がチクチクする。
それでもやっぱり、幼い娘が素性の知れない叔父さんと 叔父さんの自宅で二人きりで遊んでたら私でも止めるだろうと思うし(そういうシーンがあるのです)....フーシをなかなか理解しない周囲の人たちの気持ちも分かってしまうからこそ余計に切なくなった。
幸せになってねフーシ!
あと、ポスターがひどすぎる....。日本の(日本だけじゃないかもしれないけど)、人の容姿やステータスを軽率に評価する風潮、早く無くなれば良いのに。