あきしげ

Z WORLD ゼット・ワールドのあきしげのレビュー・感想・評価

Z WORLD ゼット・ワールド(2012年製作の映画)
1.5
低予算B級ゾンビ映画。
毎日産声を上げている。
そう思わせるほど大量。

ゾンビ映画は無限の可能性を持つ。
どんなジャンルでも親和性がある。
ゾンビ映画にだけ許された特権だ。

本作はあくまで王道です。
ゾンビ化の治療がテーマ。
その為に主人公は科学者。
しかも、女性が主人公に。

ただ、低予算だから細部が雑。
なぜかゾンビ映画に登場する女性は、
みんな決まって薄着なんです。

噛まれたゾンビ化になる。
それなのにリスクを負う。
守る事よりも露出が第一。
これがゾンビ映画の鉄則。
だから主人公も薄着です。
更に途中から科学者より、
ただの女性にしか見えず、
出会った男といい感じに。
お前の目的は男漁りです。
そうとしか思えないです。

当然ながら求められる男のはイケメン。
それをじっと見るオッサンは嫉妬する。

そして、再登場する女主人公の親友。
男漁りに夢中だったから忘れていた。
しかも、女主人公に撃たれます親友。
振り向き様にゾンビだと勘違いして。
それが、見事に急所を撃ち抜く腕前。
こうして主要人物が倒れていきます。
そして、超展開が開始されるのです。

基本的には王道のゾンビ映画。
平凡すぎる設定と思っていた。
それが油断を誘う絶好の演出。
おかげで超展開は予想できず。
開いた口がふさがらない状態。
風呂敷を広げてみたのいいが、
それを畳む事なく隕石が落下。
まさにそんな超展開であった。

ゾンビ映画は無限の可能性を持つが、
このような超展開だってあり得ます。
ゾンビ映画は不滅のジャンルである。

RE-298
あきしげ

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