FREDDY

アフター・デイズのFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

アフター・デイズ(2008年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

クリストファー・ロウリー監督が地球の破壊と再生を題材に制作した科学ドキュメンタリーである本作は、地球に多大なる影響を及ぼした総人口66億人の人類が何らかの理由で消滅した"その後の地球"を焦点に、人類が消滅したことで地球がいかなる変化を見せていくのかを圧倒的なイマジネーションでシミュレーションしていく作品となっているのだが、まず言いたいのは、本作はディザスター・パニック映画ではなく思考実験のひとつとして制作されたドキュメンタリーなので視聴目的を誤ってしまうと当然ながら肩透かしを食らってしまうのでその点は注意すべきかと。ただ、何の前置きもなく一瞬にして人類が消滅した1分後からもたらされた様々な変化には考えさせられるものがありましたし、"一瞬にして人類が消滅"というアプローチから描かれている面白さもある。そして人類が1万年をかけて征服した自然の再生力には驚かされるばかりで、いかに人類が我が物顔で地球内外を支配しながら暮らしていたのか、地球規模で見れば人類がいかにちっぽけな存在なのかなどにも目を向けさせられたことや、いろんな視点から具体的な数字を用いて変化を断言していたことなど中々見応えのある内容となっていたので個人的には最後まで楽しめましたね。中には"だろう"と決めあぐねていた変化もちらほらとありますし、断言していた変化も信憑性は疑わしいものもあるが、一つの仮定として捉えればそれなりには腑に落ちるかと。ただ映画と呼べるほどのものではないので評価もそれなりですが。
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