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ドロメ 女子篇のRUNPENのレビュー・感想・評価

ドロメ 女子篇(2016年製作の映画)
2.0
ネタバレあり 良いところも書く

なんですかコレは
しょうもな過ぎる 女子編と男子編があるがこれを分ける意味とはなんだ?
合計3時間弱なら1つにまとめて2時間にすればいいのでは?というか1時間半でいい

両編ともにいいシーンはある 
どちらも前半の恐怖シーン(見えてはいけないものが見える的)日本の幽霊心霊的な感覚にはワクワクする
日常パートからの恐怖シーンに「おっ!」とは思うのだが日常シーンが長過ぎて間延びしていて全然のれない
恐怖体験の後なのに何事もなかったような態度もなんだか冷める  最後のよくわかんない展開からのギャグとも言えないオチは狙っていたとしてもいったい何を狙っているのか?さっぱりわからん

監督の内藤瑛亮氏は「先生を流産させる会」「許された子供たち」とシリアスなドラマで名を馳せた人 この2作のイメージがあったのでもっと真面目なホラー(っていうのもよくわからんが)を期待してたが全然そんな事なかった

過去作「高速ばぁば」は未見だがこちらもギャグっぽいようだ 初期作の短編もホラーなのか なるほど
上記のシリアス2作が自主制作作品である事を思うと他の作品は監督としてオファーが来たから撮る と仕事として請け負ったのかなぁやりたい事をやる為に…と勝手な想像をしてしまった
そんな監督にちょっとシンパシーを感じる
(その境遇は妄想だが)

エンタメに振ったであろうドロメだとは思うが監督はあまりコメディセンスがないのではなかろうか?終盤みんなでドロメ?をボコってやったー!終わり!ってのもどこかで見たデッドコピー感だし大オチで巨大化ってのもさっぱりわからん
コメディやギャグだとしてもそこに至るまでの理由や展開が無いと見ているこっちは全然のれないのである

しかし良いところもある 女子部員達の造形が良い 皆キャラがたってる 主人公の覚醒だけは謎だが(そもそも森川葵ちゃん目当てで視聴した そして葵ちゃんはかわいかった 他の女子部員達もみんな可愛く見える)
「先生を流産させる会」では実際の事件の主犯は男子生徒だが女子生徒に変更した内藤監督 「ミスミソウ」ではいじめっ子達すら可愛く見える なぜか?

ある女性曰く「男は女子中高生に夢を見過ぎ」だと言う これに尽きる 
思春期の女性に対する妄想がキャラクター造形に生きているのであろう 監督は常に女の子の設定に力を入れている その証拠にドロメでは先生や男子生徒の設定はテキトー極まりない(意味なく女子部員をメイド姿にしたがるとかそれはそれでリアルな男子生徒っぽいがそれも監督が女子部員をメイド姿にしたいだけだ)
そんな監督にまたしてもシンパシーを感じる(まぁ全て妄想だが)私も女性に幻想を抱くバカな男の1人だからだ

内藤瑛亮監督には是非アイドル映画を撮らせるべきだと断言する

4人のかわいい女子部員達に送る2点
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