たま

太陽のめざめのたまのレビュー・感想・評価

太陽のめざめ(2015年製作の映画)
2.0
あどけない純真そうな子がとても手に負えない不良少年に。親や環境のせいで子供には罪は無い。
判事や教育係、矯正施設の指導員などマロニーを矯正させるべく奮闘するが一向に乱暴でキレやすい性格は直らないし勉強も職業訓練も持続しない。
映画だからといとも簡単に心を入れ替えられても説得力がないが、いつまでも更生するきざしが見えないところにうんざりしながらもリアリティを感じた。
マロニーの教育係もかつては同じような体験をしていた似たもの同士の様だが、途中で感情をコントロール出来ないシーンがあったし結婚生活も破綻したようだ。
更生の難しさを痛感する。
だからこそ、あのラストで良いのだろうか?最後の数分でハッピーエンド風に終わってしまったが、まだ更生できてないだろう~教育も職業訓練も受けてないだろ~
負のスパイラルという言葉が頭の中をチラつく。
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