考えさせられる作品。
ただの不良とかだと自業自得の一言で片付けてしまうのだが、わずか7歳から問題を起こしているとなるとADHDなどの障害だと考えた方が良いだろう。
そうなるともう本人にはどうしようもないし、親の躾とか言う問題でもない。ひたすら忍耐で社会生活をどうにか送れる様に教え込むしかないのだろう。
今作では更正してハッピーエンド風に終わっているが、これがせっかくの問題提起を台無しにしている。だいたいどう見てもこの後少年がまともな人生を歩めるとは思えない。
バッドエンドにすることで訴えべき事がハッキリ見えたはずなのに、ここら辺に監督の力量不足が出たのだろう。
