ゆき

ローンウルフ 真夜中の死闘/レイト・フェイズのゆきのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

もうすぐ配信終了の一覧にあって、溢れ出るB級映画感に惹かれて鑑賞しました。
内容としては、お年寄りの町?に引っ越してきた元軍人の主人公が、越して来た日に狼男に大切な飼い犬を殺されて、その復讐のために準備を重ねていくというものでした。
コメディ要素はほぼなく、次の満月の日まで黙々と準備するお爺さんの様子を見ていくという感じでした。お爺さんが盲目の元軍人で復讐に燃えるという設定は『ドントブリーズ』をちょっとだけ彷彿とさせるなとも思いました。
途中で教会の神父さんと仲良くなるのですが、その神父さんは煙草も吸うし、ナンパもするしで、この人が実は狼男なのではと中盤はずっと怪しんでいました。まぁ、神父さんを慕うジェームズが狼男だったんですけどね。
ジェームズが神父さんに狼男だという事実を打ち明ける?場面で、人間の皮を破って狼男になる演出がお気に入りです。
人間の皮を破っていく過程で、神父さんにヌルッとカメラが向くのですが、その驚き方が絶妙に緩くて笑っちゃいました。変身している隙に早く逃げ出せよってめっちゃ思いました。
神父さんが遅ればせながらも車で逃げ出そうとしているところを、フロンドガラスごと殺る大胆さも良かったです。
手首噛んだら狼男に感染?するという設定も吸血鬼とかゾンビっぽくて興味深かったです。2、3人とは言わず、町のご老人全員狼男にしたら良かったのにとちょっと思いましたが。
穴を掘っている時から予想はできましたが、墓石を使って墓穴に狼男を押し入れるのも、コメディチックで面白かったです。まぁ、本人は至って真剣に考案した方法なんでしょうけどね。
全体的もうちょっと説明欲しい映画でした。俳優さんの演技で状況説明ができれば良いのかもしれませんが、ん?どういうこと?ってなることが多かったです笑
まぁB級映画と割り切って鑑賞すれば、悪くないかもしれません。
ゆき

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