葛藤する子供達。そして「決意」
大のデジモンファンであるという気持ちを加味しての点数
デジモンアドベンチャーtri.も2章ということで、興奮度MAXの前作よりはある程度気持ちを抑えた状態で作品を楽しめました。
ワクワク待ってたことは変わりないんですが♪
1章でも強く描かれていた子供達の葛藤。
高校生という年齢は子供でもありませんが、かといってまだ大人になりきれる訳でもない。
視野は広くなるが、まだ多くの在り方を受け止めきれるほどの容量はない。
そんな「一般的な高校生」としての「選ばれし子供達」の姿がありました。
デジモン達と共に世界を救った一方で、ただの学生でもある彼ら。
だからこそ生じる城戸丈の悩みは、当時自分等が高校生だったときのことを考えると十分ありえることかと。
今となっては色んな生き方があると考えられてる私ですが、そりゃあね高校三年のときなら受験!受験!でしたわな笑
社会に少しだけ近付くんだということ、大人への過渡期という意識を強く感じる丈。
彼らの中で最も年上だからこそ、その悩みに早くぶつかりますね。
「自分の今後の生き方が決まるときに、なぜ戦わなくてはいけないんだ!
僕以外の人じゃ何でダメなんだ!」
って。
でも仲間達の元へ駆けつけられない自分に自己嫌悪。
「戦わないといけない理由。自分が選ばれた理由」がハッキリと欲しい丈。
あぁ、ホントに真面目だな~~丈は!!笑
また理屈で考えまくってるよ!!笑
このように丈の葛藤に関しては、彼の性格を踏まえた上でとてもあり得ることだったので良かったかなと。年齢的にもね。
丈とゴマモンのぶつかり方は、不器用な丈らしくてとても良かった(*´ω`*)。
一方、今回のもう一人のメインであるミミちゃんも悩みますが、まあこれは今更かなと笑
そしてこのどちらにも当てはまることとしては、葛藤の乗り越える描写が弱いかなあと。
丈は自らで答えを出したというより、いきなりヒカリに言われて気づくという少し唐突な展開。
でも生真面目な彼が苦しんで苦しんで、ゴマモンの元に走ったのは熱いね。
ミミちゃんに至っては、彼女の天真爛漫さを個性として再認識して乗り越えるというわけでもなく、普通に芽心と仲直りしてってくらいで終わりだからなあ。
サブタイトルが「決意」である以上、彼らの成長としての葛藤の乗り越え方をもう少し深く丁寧にやって欲しかったところ。
というか、日常パートに時間使いすぎじゃないですかね!!笑
高校生としての彼らが見られるのは良いとしても、冒頭の銭湯
あれは流石に長すぎだよ!!!笑
文化祭とか!!笑
いやとても楽しかったんですけどね(*≧∀≦*)
島根県にパソコンがない話とか
パタモンが座蒲団何枚も敷いてるとことか
光子郎が純朴な高校生で、ミミちゃんのチア姿にドキドキしてるとか
そして!!!
「ガブモンは何位だ!!!」
のヤマトとか笑笑
笑いましたよ(ノ´∀`*)
選ばれし子供達というキャラクターが好きで作ってくれてるなあというのが伝わったのは嬉しいところ。
レオモンの「ドキーーン!!!」とかは少し文句あるけど笑
総じて
大人になりつつある子供達の姿はしっかり描かれていて良かった!!(*´ω`*)
しかし乗り越え方が弱く感じてせっかくならもっとそっちに尺使って欲しいなあと不満足に感じたことは確か(´・ω・`)
ただ終盤のゴマモンの
「待ってたぜ!!!」は超熱くなったけどな!!!(*≧∀≦*)
いつだって信じて待ってくれてるからな!!!
あと静止画多かったり、風景とか建物とかもうちょっと頑張って欲しいなあ。そこだけは大分不満多い(´・ω・`)
ただゴマモンめっちゃ可愛かったけどな!!( 〃▽〃)
夜食で塩ラーメン作ってくれるゴマモンやばすぎ、台所で鍋いじってるとこ( 〃▽〃)
ゴマモンええやつです。テントモンとのやり取りも好きです(*´ω`*)
物語としての謎は深まってきたので今後の展開に期待ですね♪
賢ちゃんあの格好で歩けるとか勇者だよ.....笑
ワームモンはどうしたんかなあ。
やっぱりtri.は、
まだ大人になれない
子供達の成長の話だなあと。良いね。
タケル君がただのチャラ男から進化するときはいつぞや!!笑
デジモンのレビューは毎回超長くなっちゃうなあ笑