福福吉吉

ダンケルクの福福吉吉のレビュー・感想・評価

ダンケルク(2017年製作の映画)
4.0
第二次世界大戦初期の1940年、英仏連合軍はドイツ軍よりフランス北部のダンケルクに追い詰められる。イギリスはダンケルクに残された兵士たちの救出・撤退作戦を開始した。

「ダンケルクの戦い」のことは本作品を観終ってからネットで調べて知りました。
陸で救出を待つ兵士の視点、イギリスからの要請でダンケルクへ民間の船舶で救出に向かう一般人の視点、ドイツ空軍からダンケルクからの撤退を守ろうとするイギリス空軍戦闘機パイロットの視点、と三つの視点から本作は描かれており、事態が常に危機的状況で重い雰囲気になる映画を「陸」「海」「空」三つの視点を頻繁に切り替えて描くことで観ている側が興味を欠かないようにしていて、最後まで一気に楽しめました。また、会話が少なく映像だけで流れを把握できるようにしていることが良かったと思います。観終って登場人物の名前ほとんど覚えていません(これは私だけかも)。
戦争映画というと、戦争の虚しさや人命の尊さなど堅苦しくなりがちですが、そんな教育的なことは一切匂わせず、映像だけで戦争を感じさせる凄い映画だと思いました。
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