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ダンケルクのBlouOutのレビュー・感想・評価

ダンケルク(2017年製作の映画)
3.8
「Good afternoon !」

キングスマンを観たときも思いましたが、
イギリス人って、かっこいいなあ映画♪

ドイツに追い詰められた
40万の自国兵士を見捨てず
民間の船舶を動員した
大救出作戦を実行した実話らしい。

主人公の1人、
民間の小型船ムーンストーン号の
ドーソン船長は、船の提供だけでなく、
自ら救出に向かうんだ。
「我々の務めだ
我々の世代が戦争を始め
子供を戦場に送ってしまった」と船長。

途中で、
不時着するがキャノピーが開かず
溺れそうな操縦士を、
船長の息子が、ガラスを割って救い出した後、
かける声が「Good afternoon!」
みんなが憧れる素敵なイギリス全開♪

メッサーシュミットに狙われた時には
ギリギリまで引きつけてから
舵を切ってかわす、
つまり、戦闘機との戦い方を知っている船長、
かっこいい。

そして、ラスト、
ダンケルクの海上に現れる
無数の民間小型船舶達、操船するのは
もちろん、民間人達なのだ。涙。

そして、33万を超える兵士たちが
イギリスに帰還するが、
兵士たちは、
「唾を吐きかけられるぞ」と下を向く。

それを迎える人々、、、
毛布を渡す盲目の老人は、
「みんなよくやった
生きてるだけで十分だ」涙。

兵士を乗せた列車が駅につけば
拍手と
窓の上からビールを差し出す
笑顔の民衆たち。
号泣。

そして、
最初から最後まで
(燃料が尽きるまで)空の上から援護し
全てを全うした後、投降する
スピットファイヤの操縦士ファリアは
文句なくかっこいい!

もちろん戦争は良くないが、
こんな風に誇れる物語があるのは
イギリスならではな気がしましたね。
拍手。
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