トゥギャザーしようぜ

ダンケルクのトゥギャザーしようぜのレビュー・感想・評価

ダンケルク(2017年製作の映画)
3.4
3つの場所、3つの時間軸で描かれる戦争からの帰還劇、息を呑むシーンばかりで終始緊張感が絶えません、音楽が焦りを増幅させ、心なしか聞こえてくる心拍音のような音が不安にさせます、怖い、、、歴史として戦争は勉強しましたが、こんな出来事があったなんて知りませんでした。まさかここまでドイツが英仏連合軍を追い詰めていたなんて

個人的には面白いとは思いませんでした、すみません、ノーランが描く歴史映画としてこれほどにも無いくらい惹かれていた分、すこし期待しすぎた点はありますが好みの作品ではありませんでした。ただし、歴史映画として見る価値は非常にあったと思います!この映画は全体を通して悲劇しかないと言ってもいいくらいに、戦争がいかに過酷で無惨なものかを露わに教えてくれる作品です。

陸(one week)お偉いさんや上官以外全く喋らない、兵士はハリー以外全然喋らない、まあ2人のうち1人がフランス人兵士だったから仕方ないとはいえ、中盤あたりまで展開が少しつまらなかったです。ダンケルクに戻ってしまった時は絶望しました。もう助からないじゃん!!無慈悲すぎる、、、彼らが1番困難な状況に立ち向かい続けてた気がしました

海(one day) 個人的に民間船の彼らのシーンが1番印象的でした。船長の男気に痺れました、彼らの世代が起こした戦争のために若者が駆り出される現状、それを許さない船長の心意気がたまらん、惚れるよ!!!あとジョージ!!ジョージ、、泣そんな結末誰も許さないよ、好青年だったのに!キリアン、あたいはあんたを許すことができないよ、、

空(one hour)嘘でしょ??まず兵士の1人がトムハーディだなんて全く気づかなかった!彼らもムーンストーン号の男たちのように勇敢でした、燃料が少なくなってきているのにドイツ機を撃墜させようと死闘を繰り広げる姿だけでなく、ただ飛行しているシーンすらかっこいい!!

戦争中、突如として訪れる死が余りにも残酷で無慈悲であることを痛感しました。安堵なんてできなかったし、むしろしたくなかった、一瞬の安心はあっという間に兵士たちを裏切り、期待なんて抱かせてくれない、!