ボン太

ダンケルクのボン太のレビュー・感想・評価

ダンケルク(2017年製作の映画)
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戦場への没入感が凄い。いきなり画面からは見えない敵に囲まれた状態から始まり、どこからともなく銃声が鳴り響き、隣にいた仲間が倒れる。方向もわからず逃げた先には40万人の逃げ遅れたイギリス兵。
主役の少年兵と同じく、「え…どうすりゃいいの…これ」と思ってしまう程、大規模な戦場で右往左往する人間にリンク出来る映画。
バックで常に時計の秒針と心臓の音が混ざったような音楽が流れ、一切気を抜けない。

人が密集している場所に機銃掃射されたり、爆弾落とされたりするシーンは緊迫感あるけど、人体破壊描写がないせいか悲惨な感じはしない。
あくまで、史実に基づいて戦場に没入さてもらう映画なのかなと。反戦映画ではない印象。
ガチで飛ばしているスピットファイア、地獄のような沈没シーンの嵐は必見。
是非、IMAXで!
ボン太

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