まつむらはるか

ダンケルクのまつむらはるかのレビュー・感想・評価

ダンケルク(2017年製作の映画)
4.5
お金払って戦場に連れて行かれた・・・・・・!!!!!

「映画は娯楽じゃねえ!!!!!!!!こっちは命掛けとるんじゃ!!!!」って感じが伝わってきました。ポップコーン食ってる場合じゃねえぞ・・・!

無限音階の拷問とIMAXの低音の轟きと敵の砲弾がどっから来るかわからないしそもそも全然どんな状況なのかわからないスリリングさというか怖い!!!無理無理無理!!!!みたいな感じが陸海空3つの視点を巡りながら99分ずーーっと続くので、観ているこちらはアドレナリン全開で緊張しっぱなしです。息をつく暇が全くない。
ぶっちゃけプライベートライアンみたいな凄まじさを想像していたのですが、演出としては逆を行くような作りになっていました。グロいシーンはほぼありません。「通常の戦争映画が戦闘を描くのに対してこれは撤退作戦、サスペンススリラー。目を背けたくなるのではなく釘付けになるような映像体験」と監督も言っていましたが、そういう種類の緊迫感だったと確かに思いました。
(メインキャストの兵士を見失うこと数回、俳優さんも全然わからんし・・・と思っていたので序盤でトムハが出てきた時の安心感がすごかった)

そしてIMAXのすごさを最も感じた作品でした。まさに体感。1日経った今でもさあっと血の気が引くような臨場感です。
これ金曜ロードショーで放映されて低評価とかしてたらIMAX組に殴られるので、絶対映画館で鑑賞してください。
しかしこの映画アナウンスが不親切なので未見の方は公式の林先生のダンケルク解説動画を観るなど予習をお勧めします!
無限音階の刑に処されよ!!!(私ももう一回お金払って処されてきます!)