5689575260年ぶりに夜遊びをした。
きらめく夜の六本木は、イケメンと美女しかいない。
おまけに今日は六本木アートナイトだったので、ファッショニスタのやべぇ奴と、センスとセンスのぶつかり稽古みたいなオシャレカップルがめちゃくちゃいる。
あかん、ユニクロの毛玉カーディガンを着ている自分が恥ずかしい・・・ノームコアの枠に入りきれてない・・これは間違いなく毛玉、こなれ感と言うには度が過ぎる。
というわけで、私たちは気がつくと映画館でダンケルクを見ていた。
クラブに行こうぜと張り切って出て来たくせに、入場からコンマ5秒で「無理」と判断して外に出て来たチキンガールズ。
六本木の映画館はまるでシェルター。
馴染みのある券売機。
馴染みのある席。
すっからかんのシアター。
あーやばい。深夜の映画館こそ最高にゃ。。。
そして、開始コンマ5秒。
えーすごいなんだろうこの揺れ・・
地震・・?
じゃない、
4DX揺れや・・・
これは下のフロアでやってる『亜人』の揺れや!!!
下でたけるが暴れとるんや、
決してダンケルクは4DXではない!!
海が揺れてもこっちは揺れない!
飛行機落ちても席揺れない!!
ただ揺れているのは、たける・・・
佐藤たけるダケなんだ・・・!!!
そんなことを考えていたら
民間船が救出してくれていた。
映像美が凄まじく、小市民である私にもこだわって撮影されたのがよくわかる。フィルムの美しさというか、クリストファー・ノーランは空間に生まれる余白を切り取るのがうまい。色彩が決して豊かでもなければミュージカルのように音楽が軽やかに流れているわけでもないのに、本作は私を眠らせてはくれない。深夜だというのに・・・なんだろう、この主旋律のない感じ。ぼんやり見るのにちょうど良過ぎる。
そう。亜人揺れさえなければ・・・もっとぼんやり出来た。間違いない。
戦争の話、戦争がテーマの映画は興味があって、向き合うべきテーマだと思うから靖国神社も行くし、零戦だって何度も見に行った私ですが、
感情移入が出来ないとうまく語れないんだなぁと今思いました。
想いを馳せる、よりも、金曜の仕事終わりに頭を空っぽにしたい時に見ると良い映画だと思います。亜人の放映時間とかぶっていないかチェックして向かうことをオススメします。