QTaka

ダンケルクのQTakaのネタバレレビュー・内容・結末

ダンケルク(2017年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

私の中の〝ダンケルク三部作〟
『ダンケルク』が戦いの表を描いた映画
『人生はシネマティック!』が戦いの側面を描いた映画
『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』が戦いの裏を描いた映画

その『ダンケルク』です。
ひたすら逃げる、敗走戦です。
1Week,1Day,1Hour
時間との勝負です。
それは、海岸線で、海上で、そして上空で。
でも、そこに明るい希望はなかなか見いだせない。
それどころか、逃げる事すらままならない。
そんな戦いといえるかどうかわからない戦いがそこに有ったという事ですね。

戦場に、民間船。
それも、小舟ばかり。
それが、この戦いの現実であり象徴だったのですね。
Little Ship of Dunkirk
それは、兵士ばかりが戦うのでは無い。
これから始まる英国の戦いがそこに始まった瞬間でした。
英国には、
DunkirkSpirit
と言う言葉が有るそうです。
決してあきらめない戦いの始まりですね。

一方で、この映画に描かれていない戦いがありました。
そのことを描いた映画が、2018年のアカデミー賞作品
『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』
ですね。
戦いの現場と、それを指揮した国家の姿と言う事になるのでしょうか。
どちらから見てもよいと思いますが、この二本は表と裏。
見比べると面白いでしょう。
QTaka

QTaka