おくちん

映画 聲の形のおくちんのレビュー・感想・評価

映画 聲の形(2016年製作の映画)
4.1
もっと二人を見ていたいと思いました。小学生時代の辛いいじめ。被害者、加害者、傍観者、、、自分の痛みになって初めて解る辛さ、キツさ。誰も悪くないのに、耳が不自由なことでできてしまうバリア。言葉が伝わらないもどかしさ。心を硝子に通わせようとする将也の姿に血が通っていくような思いで観ていました。誰も死んでもいい人なんていない。自分でいることを否定するしかなかった将也や硝子の助けになったのは仲間でした。心を寄せ合えることって素晴らしいなと思いました。自分に自信がなくて、あやまってばかりで、人の顔が❌になる事って、そんなにすぐには変えられないけれど、人を好きになって、自分を好きになって欲しい。辛いよ、助けてと誰でも言っていいんだよ。と願いながら、観ていました。二人の、家族の、仲間たちのこれからが気になる素敵な物語でした^_^