いのしん

映画 聲の形のいのしんのレビュー・感想・評価

映画 聲の形(2016年製作の映画)
3.2
まあまあ。小学校の時に、聴覚に障害のあるクラスメイトの女の子・西宮硝子をいじめてしまった主人公・石田将也が、西宮の転校がきっかけでいじめられるようになり、高校生になって西宮との再会を機にようやく友達ができ始めるも、過去の行いが周りにばれ、信用を失い、結局一人になってしまうのか、という話。石田の過去がバレた後、仲良くなった仲間達と橋の上で話すシーンがあるのだが、真柴が石田に対して見損なったと別れを告げるシーンがある。今の友達と縁を切る理由に過去の過ちってそんなに関係あるものだろうか。確かに石田が行った西宮に対する嫌がらせは許されるものではないが、それは過去の話であり、今は更生して手話まで覚えて西宮との関係をやり直そうとしているではないか。真柴のポリシー的には石田を許せなかったのだろうが、過去は過去、今は今。自分は今の石田なら許してあげると思う。