福野ふくろー

映画 聲の形の福野ふくろーのレビュー・感想・評価

映画 聲の形(2016年製作の映画)
4.4
耳が聞こえない女の子。いじめてた男の子。

加害者側のその後の苦悩と、女の子の苦悩。

川から飛び込むのとか、男の子を好きになるのは少しファンタジーかもだけど
一人一人のキャラクターが立ってて、それぞれの感情がダイレクトに伝わってくる映画だった。

生と死を、逃げずにちゃんと描いてる作品は、心にくるものがある。

一つのことに悩んで、自分のせいだって考えすぎて自殺しようとするのは、すっごいリアルに感じた。
トラウマやPTSD。根深い問題。
最後光で終わってよかった。

バツ印が顔に被さって、見ないようにしてる人を表現してるのは、表現としてエッジが効いててかっこよかった。
視線をカメラワークで魅せるのも鮮やか。

後半涙止まらなかった。