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映画 聲の形のyのネタバレレビュー・内容・結末

映画 聲の形(2016年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

性犯罪の被害にあった女性が加害者から「自分の気持ちを受け止めてほしい」と綴った手紙を受け取ったという話を思い出した。石田に似ていると思う。

加害も謝罪も自分を慰めるため。
嫌がらせ、悪口、暴力、高価な医療機器を何度も壊す…これだけやっても会いにいき、悪口まみれのノートを渡す。友達になってほしいと伝える。(本人じゃないにしろ)断られても何度も会いに行く。
高い衝動性、強い執着心、共感性・想像力の欠如…適切なケアやサポートを受けてほしいとは思うけど、その役目は大人が果たすべきであって被害児童にケアさせて美談として終わらせるの本作には違和感しかない。原作の方もこんな感じなんだろうか…

心の変化をテーマにした作品らしいけど、みんな性質はそのままだしなにも成長しなかったね。
「みんなに声かけた」けど「千羽集まらなかった」「出来損ない」の千羽鶴について、わざわざ現物持ってきて開陳する川井が川井すぎてもう笑えるよ。まぁ植野よりマシだけど…
植野、ちょっと気に食わなかっただけで被害者面してビンタかましてくるのとか、無抵抗のケガ人を殴り続けるのとか、シビれるね。
そして殴られた西宮見て石田も妹も心配しないどころか驚きもしないし笑
本人含め、みんな西宮が暴力振るわれるのに慣れすぎている。

過度のストレスから自分を守るために加害者に好意的であろうとしてしまう現象をストックホルム症候群と言うらしいけど、西宮が石田を好きになったのはこれなのかな?ほんともう救えないとこまできてる気がして悲しいよ。

ケア役を押し付けられても、タコ殴りにされても、罵られても、何カップ?とセクハラされても、陰湿な嫌がらせを受けても、手話さえしてくれれば西宮は相手を好きになってしまう。これからも殴られ馬鹿にされながら西宮は笑って生きていくんでしょう…

ストーリー不快すぎて⭐︎1にしたけどヒューマンドラマなのに人物描写ペラくてテーマ胸糞悪いのにノリ・映像・音楽がキラキラ青春なのほんと意味わからんし映画としても全然好きじゃない。萌えアニメのノリも合ってなくてきつい。
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