このレビューはネタバレを含みます
妙に人間関係というか、人間の性格をリアルに描いてて、作者さんは凄く人の本質とかを見抜いてる人なんだろうなと思った。
こういう映画ってだいたい
あからさまにいじめる奴がいて、そいつが成敗されるか、反省して最終的に仲良くなるみたいな結末が多い気もするけど
表だけいいツラして、裏で揶揄ってるとかそこがリアルだな思う。
自分も結構表裏で態度分けるタイプだから、ちょっと気まずい気分になった。
昔学生の時に、出席番号の前の子がおそらく何かしらのハンデを抱えている子で
鼻くそつけてきたりとか、奇声上げて追いかけてきたりとかして、「キモいからやめて」とか
近寄るな的なことを言ってた記憶がある。
大人になって、もっと優しくすべきだったなと思ってけど、冷静にそれを許したり、無視したりしてたらそれはそれで、対等に扱ってないというか
弱者として扱ってることになってしまうのかなと思った。
別にハンデがなかったとしても、鼻くそつけられたくないし、それはキモいと思ってたから
学生の時の自分は、ある意味その子を普通に同級生としてみてた気がしてきた。
大人になると変に価値観がアップデートされて
みなかったことにしたり、裏で色々言うようになるから、難しいと思った。