ささみ

映画 聲の形のささみのレビュー・感想・評価

映画 聲の形(2016年製作の映画)
4.3
2度目の鑑賞、監督も脚本家も原作も大好きだが何より京アニであることがたまらなく胸を震わせる。
誰かと誰かが心を通わせる、理解をしたいと、言葉(言語としてだけじゃなく)を使いこえを聞こうとすること例え理解が及ばなくてもその思いその行為自体がこんなにも愛おしいことなのだと実感する。もどかしくも美しい。人には言葉がある、気持ちがある。コミュニケーションを取り人と関係を築く、失ったり得たりしながら自分や相手を知りたいと切に願う、それができることがすごく嬉しいと思った。目を見える聲が全てじゃないとも改めて感じた。
病院から抜け出し硝子に将也が、生きるのを手伝ってほしいと話すところ、最後将也が耳を塞ぐのをやめ、顔を上げ顔に張り付いていた×が取れ周りの世界が拓けたシーンは毎度の如く号泣してしまう。
優しい硝子や将也が、自分を認めどうか、この先幸せに生きてほしいと勝手ながら強く思う。
ささみ

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